特権(103分/1990)

ダンサー・映画監督:イヴォンヌ・レイナー

日本語字幕付き 協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭

Dancer / Filmmaker: Yvonne Rainer

“Privilege” (103min/ 1990)

Subtitle: Japanese
cooperation:Yamagata international documentary film festival

MoMAにより最近修復されデジタル化された。この作品は2、3本のフィルムから構成された実験的長編で、更年期およびそれを取り巻く医学的または社会的な神話と数々の現実を描いている。監督は中年女性の立場から社会学的視点と女性特有の感性で、更年期についてはもちろんのこと、周辺に起こる現実的問題を鋭く提起して行き、証言者たちがその物語の糸を縫合する。これは、誰もが映画で扱うことを決してしなかった性的アイデンティティと、人種・性・階級の経済的不平等についての作品である。(山形国際ドキュメンタリー映画祭1991より)

Profile

イヴォンヌ・レイナー

1934年サンフランシスコ(アメリカ)生まれ。ダンサー、振付家、映画監督。1962年にダンス・グループ「ジャドソン・ダンス・シアター」を結成、同グループは従来のモダン・ダンスに対し、ポストモダン・ダンスと呼ばれる新たなダンスの概念を形成した。1966年には代表作《トリオA》を発表。1970年代から映画制作を始め、2000年代から振付家の活動を再開している。(恵比寿映像祭より)

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