TOKAS OPEN SITE7、Excitation of Narratives「話法の生成 ーEssayfilmの立地」(2022)にて上映した『Reconnaissance “Tephra”』、ICCアニュアル2023「ものごとのかたち」にて展示上映したその続編である『The Spumoni』と外延を共有するメタエッセイフィルム・サーガに属す本作は、オランダ、北ブラバント州ズンデルトのフィンセント・ファン・ゴッホの生家に滞在しつつ、オランダのインフラストラクチャーや資源などの物質的現実と仮想空間を往来し、エッセイフィルムの“交織”のプロセスと新たな現実環境がインタラクトする映像となっている。



Profile
伊阪 柊
映像の撮影を主軸としたフィールドワークと、そのフィールドワークの準備・調整のための仮想空間の制作との影響関係を交絡させる拡張された意味でのデジタル・ツインによって、行為主体としての作家とそのフィールドとの相互作用においてどのように出来事が起こり/起こし、巻き込み/巻き込まれるのか、そのプロセスを記録/表現する。東京藝術大学大学院後期博士課程修了 博士(美術)