Experimental film culture vol.2 in Japan
~ポレポレオルタナティブ
2020年3月20日(金・祝)、21日(土)
中央線沿い・吉祥寺の隠れ家的オルタナティブスペース Art Center Ongoingで開催したイベント
実験的映画/映像作品上映会がポレポレ坐で再び!
上映スペース・ポレポレ坐にて、映像作家の鈴木光がキュレーションを務める上映イベントを開催します。自身が制作活動を続ける中で生まれてきた二項対立「物語映画と非物語映画」「ドキュメンタリーとフィクション」「インスタレーションと上映」「コンテンポラリーアートと映画」「実験映画とドキュメンタリー」これらはどのように対立しているのか、そもそも対立しているのではなく共存できるのか、その間を見つめることのできる作品が集まりました。
(鈴木光 2004年から映像作品の制作を開始。2012—2018ベルリンに滞在。ベルリンとポツダムの大学で映画とアートを学ぶ。2018年ドイツ文化センターと共同でベルリン映画祭レポート。同年に日本へ帰国し、現在は某映像プロダクション勤務)
このイベントでは、ベルリン・ニューヨーク・東京を拠点に活動する映画作家/アーティストの作品を見ることができます。これらの作品は、主にベルリン映画祭や、ロカルノ映画祭で上映された実験的な映像表現です。そして、vol.2となる今回は、アメリカから今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭の審査員でもあるデボラ・ストラトマンとアーティスト・バーバラハマーのコラボレーション作品、日本からは大木裕之や仲本拡史、斎藤玲児という作家の作品も加わり、実験度が増しました!
この超インディペンデントで、他では見ることができない映像作品をこの機会に是非ご覧ください!
エクスペリメンタルフィルムとは何か?ドキュメンタリーとフィクションの間とは何か!?という問いへの美術/アート/作家主義映画の一つの回答であるかもしれません!
2018年と2019年にベルリン映画祭・フォーラムエクスパンデッド部門上映されたエクスペリメンタルフィルム。(『Camera Threat』『A tiny place that is hard to touch』『Vever, for Barbara』)
2019年のベルリン映画祭・フォーラム部門で上映された、北京のある移住労働者の姿を写した映画。(『From tomorrow on, I will』)
2019年のベルリン映画祭・短編部門で上映されたフリッカー映像作品(『Wishing Well』)
ベルリン在住の映像作家がアルゼンチンで制作した実験的なアナログフィルム作品。(『Futuro, un film griego-argentino』)
ニューヨーク在住の作家が東京・竪川の風景とフェミニズムを主題に制作した映像作品。(『A tiny place that is hard to touch』)
ネイチャー・エクスペリメンタル・ドキュメンタリー。(「仲本拡史監督作品特集」)
東京在住の作家による日々の光景を元に生み出された映像作品。(『百光』『23-3』)
1998年、高知で制作された16mm実験映画。(『優勝-Renaissance』)
ロカルノ映画祭で公式上映されたセルビアのすでに消失したホテルで撮影された超リアリズムフィクション(『All the Cities of the North』)
など、東中野の小さな会場で世界のエクスペリメンタルフィルムを見つめてみませんか。
主催:鈴木光、石川翔平(ポレポレ東中野)
協力:斎藤玲児
■開催日:2020年3月20日(金・祝)、21日(土)
■チケット
一回券:1000円
二回券:2000円
フリーパス:3000円(10枚限定販売)
※チケット購入時に1ドリンクチケット(+500円)のご購入が必要となります。
■予約:希望のプログラム名、お名前、人数、電話番号を明記の上
pole3@co.email.ne.jp までメールにてお申し込み下さい。
清算は当日となります。(各回定員35名)
■上映タイムテーブル
▽3/20(金・祝)
Aプログラム
18:00~ (95分)
『安楽島』鈴木光 (36分)
『Michiko』鈴木光 (12分)
『From tomorrow on, I will』イヴァン・マルコヴィッチ&リンフェン・ウ (59分)
Bプログラム
20:00~ (100分)
『Vever, for Barbara』デボラ・ストラトマン (12分)
『優勝-Renaissance』大木裕之 (88分)
▽3/21(土)
Cプログラム
14:00~ (78分)
『Futuro, un film griego-argentino』メリーナ・パフンディ (7分)
『A tiny place that is hard to touch』シェリー・シルヴァー (39分)
『Camera Threat』ベアント・ルツェラー (30分)
Dプログラム
15:30~ (75分)
『仲本拡史監督作品特集』仲本拡史 (7作品/60分)
アフタートーク: 仲本拡史
Eプログラム
17:00~ (128分)
『百光』西澤諭志(73分)
『23-3』斎藤玲児(30分)
アフタートーク: 西澤諭志×斎藤玲児
Fプログラム
19:30~(113分)
『Wishing Well』シルヴィア・シェデルバウアー (13分)
『All the Cities of the North』ダーン・コムリエン (100分)