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『イローナとベラ』

これはある家の様子を記録した映像である。女性がある過去の出来事についてこちらに話している。登場人物は二匹、あるいは三匹いる。映像が記録メディアとして機能するとき、リニアでシームレスな時間によって記録できる事実は稀であろう […]

『On Paradise Road』

長時間の固定ショットで風景を撮影する風景映画の作家として知られるベニングだが、本作はコロナ禍でロックダウン中のカリフォルニアの自宅の内部だけで撮影された作品である。しかし、その主題と撮影スタイルは本作でも継承されており、 […]

『アルテの夏』

かつて炭鉱で栄えた町の山の中にある閉校となった小学校の木造校舎。その一部は現在も地元の幼稚園として利用されている。この町で生まれ育った彫刻家を中心に閉校となった学校施設を芸術広場として再生する取り組みが行なわれている。自 […]

『15s』

Twitter上で1時間に1回、15秒1ショットの動画を投稿するbot「15s」。投稿されるショットは端正で、一見何らかのデータベースからランダムに生成されたかのような、撮影者のプライベートや身体性を想像させる要素が非常 […]

『Remote Intimacy』

ホームムービー、教育用フィルム、ニュース映画などの様々な種類のドキュメンタリー映像と、様々な個人の記憶と文学的なテキストを組み合わせた、一見個人的な物語を組み合わせたファウンド・フッテージ・モンタージュである。繰り返し見 […]

『Memories』

バブル期の日本で育った一人の女性。なぜ彼女の両親は昔のことを話さなかったのか?彼女の家族のアーカイブから見つかった箱いっぱいの写真を使って、フィルムメーカーは家族の歴史の1つのバージョンを構築しようとします。 Tag

池添俊作品特集

『愛讃讃』人は分かり合えないもの。そう感じる原点には中国人の元義母の存在があった。四川語と関西弁が飛び交い、母の一人称を「お姉ちゃん」と呼んでいた過去を期限切れの8mmカラーリバーサルフィルムで映し出す。そのフィルムの使 […]

『Michiko』

小説家の多和田葉子さんの短編小説「Persona」をアレンジしてドイツで制作した映像作品。日本人留学生としてベルリンで暮らすミチコとカズオは、姉弟。彼らは、日本人がドイツの文化の中で感じるちぐはぐな感情を正面から受け止め […]

『安楽島』

Aさん家族は大阪の鶴橋に暮らしていた。日常が通り過ぎるある日、母親がヒロシという名の男を突然連れてきたのだ。その男は一体どんな顔をしているのか、どんな声をしているのか、インタビューから探るある家族の物語。 作者の言葉:A […]

『From tomorrow on, I will』

広大な街は成長し続け、調査されることなく留まっている。地下の住居には、二人の男が同じベッドをシェアしている。リは、夜働き昼寝る。彼のルームメイトのリズムは全く真逆だ。共有する時間は決してなく、そんないっときの住処を形づく […]

『Vever, for Barbara』

Walker art centerのコミッションワークによって制作された作品。三世代の女性映画作家、マヤ・デレン、バーバラ・ハマー、デボラ・ストラートマンがこの映画を形作る作り手だ。この映画は、バーバラが70年代にグアテ […]